私は、新自由主義には反対の立場です。アベノミクスは確かに株高や輸出企業には一定の効果はあったと思います。
しかし、
豊かな人がより豊かになれば、いずれそれは貧困層にまで行き渡るというトリクルダウン理論は、むしろ格差を広げています。 また、自分のことは自分で責任を持つという自己責任論は一見正当ではありますが、人との関わりあいを妨げ、ぎすぎすした 社会にしてしまっています。自己責任が全てに通用してしまうことになれば政治はいりません。
そうした意味において、社会保障費を抑える「小さな政府」と弱肉強食の市場原理主義に依拠した経済政策には
慎重であるべきだと考えます。 経済成長は重視しつつも、富の再分配機能を高め格差の是正に努めることが重要だと考えています。